新型コロナウイルスがやってきた(2)
8月17日。急な入院に家族はビビる。
「死んでしまうのではないか?!」と、誰もが思う。
それと同時に、いつ?誰に移された??と考える。
・・・そういえば、8月8日、数人でバーベキューしたと言っていた。
8月6日、飲み会に行ってた・・・。
言い訳ではないが、両方とも私たちは反対した。もちろん反対した。
やるならマスクして飲みな!しゃべりな!くらい言ってた。けど、聞くような人じゃない。前から、飲み会に行くなら隔離だよ!が口癖だった。
ただ、2つとも感染者はいないらしい。
次女については、部屋の片づけ、の部分で、主人の鼻をかんだゴミを触って捨てた・・・とのこと。ここ、怪しい。
主人は病院に行ったけど、我が家にはまだ陽性の次女がいる。陰性とはいえ、油断できない。
夜、主人からラインが入る。
「今まで手続きで時間かかった。これから呼吸器つける。」
不謹慎だけど、呼吸器つけてる顔、自撮りして!とお願いしたら、携帯が壊れているから撮れないと。ツカエナイ・・・。
しばらくしてまたライン。
「基礎疾患があるか、50歳からじゃないと薬が使えないって。」
主人、49歳・・・。
「結局、自力で治すしかない。」
そうで。
8月18日。食欲もないので、点滴のみ。無理してご飯を食べても吐きそう。ご飯といってもお弁当。時にはちらし寿司弁当だったり。
部屋が変わり、大部屋に。外の景色が見えるから少しは気分転換になるとか。
でも、症状としては、36.6~39.0度を行ったり来たり。
家にいる次女は、熱はなし。のどの痛み、頭痛、だるさ。
私は、学校や会社に電話。いつまで、というのがわからなかったので、とりあえず今月末までは様子をみたいと伝える。
陰性者は、23日まで自宅待機とのこと。
8月19日。主人とは、毎日安否確認のライン。
「今日は朝ごはん食べた?」と送っても、数時間返信がないと何かあったのではないか?とドキドキしてた。
ニュースで、急変して自宅で死亡とか、急変することが多く出ていたので心配だった。
忘れた頃に「熱が下がらないから食べられない」のラインが入る。
歩けなくて、車いすに乗ってるっていう返事も来た。
自宅療養の次女の安否確認が緊張してならなかった。症状は、淡がからむようになった。声ガラガラ。鼻も詰まって、食べ物の味がしなくておいしくないと。
8月20日。そろそろ陰性組が退屈になってきた。もっとも、絶対に出てはいけないということではないので、買い物に行く際は、紙に「買い物リスト」を書いて、それだけ買ってすぐ帰宅。なので、よく忘れる。
主人は、まだ頭がズキズキと、ずっと痛いと。呼吸器をつけるのやめた、っていう返事も来た。幻覚も酷いって。携帯や、ジュースが15㎝くらいに長く見えるそう。
8月21日。退院が23日に決定。それを聞いてからか、今朝からご飯がおいしくなりました、というラインが入る。やっぱり気持ちって大事。
かと思えば、夕方、また調子が悪くなってきた、と。食べたけど吐きそうって。
症状にかなりの波がありそう。
次女の容態は変わらず。声変りが酷い、くらい。頭痛はあったりなかったり。
8月22日。主人、朝から頭が痛い。けど、明日退院。